現在開催中の「1989 内田繁デザイン展 -ディア・ベラ復刻と共に-」の展示を見るべく、Designshopさん(東京都港区南麻布)に伺いました。

designshopさんは、けして派手ではありませんが永く使え、流行に左右されない、 優れた商品を世界に発信しているお店でもあります。このような場で、母校桑沢デザイン研究所の9代目所長も担った世界的なインテリアデザイナー内田繁の家具や工業製品をみることができる展示でありました。

モントリオール装飾美術館などで永久コレクションにもなっている内田氏の代表作の一つ、置時計のDear Morris。本展で初めて実物を拝見致しました。四本脚で自立させたこの時計はこの四本脚によるものか、独特の空気感を感じさせ、とても興味を持ちました。

また、内田氏の代表作のアームチェアSEPTEMBER。こちらもNYメトロポリタン美術館で永久コレクションに指定されている椅子です。この度実際に座ることもできたので座らせていただきました。座面の幅が広くなっており、隣に小さなカバンなどを置く事ができるような、そんな座り方もできそうな椅子でした。幾何学的かつミニマルな造形で非常に洗練し、その佇まいは独特の緊張感を感じました。

その他にも伝統工芸の漆を用いたトレイや和紙を用いた照明器具(papermoon)などもありました。工業製品の中にはリストウォッチ(腕時計)も展示されており、内田氏の仕事の幅の広さに驚かされました。

このような貴重な場をご用意頂きました関係者の皆様に感謝を申し上げます。


■1989 内田繁デザイン展 -ディア・ベラ復刻と共に-
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■Designshop
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