パナソニック汐留美術館(東京都港区)で行われている「織田コレクション北欧モダンデザインの名匠ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム」に行ってきました。

ポール・ケアホルム氏は51歳という若さで亡くなられていたというのがまず驚きでしたが、それ以上に大学の卒業製作で代表作が製作されていたということは驚きでありました。

彼の厳格性のあるデザインは我々日本人にも親近性があるように思われました。その洗練された造形と素材使い、またディテールへの配慮はデザイナーとして学ぶべきものがたくさんありました。

展示室最後の部屋には彼がデザインした5脚の椅子があり、実際に座る事もできました。中でもステンレススチールのフレームに麻ひもで背もたれと座面が張られた椅子(PK4)は実際に座ってみると安定感があり、しっかりと体がホールドされ座り心地は比較的良かったのは新鮮な体験でありました。

これまで私はプロダクトとして掛け時計やペンスタンド、またフラワーベースなど比較保管しやすい小ぶりなプロダクトのデザインを進めて参りましたが、この度の展示から刺激を受け、これから少しずつ家具のデザインの方にも取り組んでいきたい気持ちになりました。

このような貴重な場をご用意頂きました関係者の皆様に感謝を申し上げます。

■織田コレクション 北欧モダンデザインの名匠
ポール・ケアホルム展時代を超えたミニマリズム
https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/24/240629/

■パナソニック汐留美術館
https://panasonic.co.jp/ew/museum/