麻布台ヒルズギャラリー(東京都港区)で、東京では約35年ぶりとなるアレクサンダー・カルダーの個展「カルダー:そよぐ、感じる、日本」を見に行って参りました。

カルダーといえば動く彫刻としての「モビール」の発明で一般的に知られています。以前に本では見た事はありましたが、この度本展示を通して、実際に実物をみることができました。

本音としては、できれば空調装置をもう少し工夫する事でもっとこの彫刻の動きを出してほしかった気持ちはありました。それによってはまた違った体験ができたように思います。

作品は抽象度が高いため、例えば自宅で時間を掛けて楽しみたいと思ったのが正直な感想です。そのようにじっくりと作品に接する中で、これらのモノの価値を味わえるのだろうと思われました。

私がこの展示を通して特に印象に残ったのは、館内で上映されていた映像で度々でてきた「海」の映像に加え、「彼だけの空」という言葉。何かこの言葉が私にとって大切であるかのように、響いたように感じました。

展示を見終えた後も、何か頭の中でふわふわとした不思議な感覚が続いていて、それはどこか心地良くもありました。

このような貴重な場をご用意頂きました関係者の皆様に感謝を申し上げます。

■「カルダー:そよぐ、感じる、日本」展
https://www.azabudai-hills.com/azabudaihillsgallery/sp/calder-ex/

■麻布台ヒルズギャラリー
https://www.azabudai-hills.com/azabudaihillsgallery/