有限会社ヒカルマシナリー(山形県東村山郡)様よりこの度ご縁を頂き、金属加工をするときに排出される「切粉」を何か利用することができないかということでご相談を頂きました。

「切粉」は金属を削った時にでる金属屑で基本的に素手で触ると大変危険な為、直接肌に触るような使用をすることはできません。また、加工方法によって切粉の形状や大きさが異なります。ただ、「切粉」は粒状で光に当たった時にキラキラと輝くような表情があり、これは無垢の金属にはない「輝き」があると私は思いました。

このプロダクトは真鍮材を旋盤でカタチとする時に排出される、一般的に製品としては「不要とされるもの」(切粉)をあえて製品の中に取り込み「アイデンティティ(自分らしさ)」として表現しカタチにした切粉の可能性に挑んだ実験的プロダクトです。

ガラスによって「切粉」を閉じ込めているため表情をそのままに生かし、フラットな形状とすることで安定性を持たせることでステーショナリーベースとしてご使用頂くことを想定したプロダクトとなります。こちらは非販売とはなりますが、「切粉」の可能性に挑んでみたいと願う(有)ヒカルマシナリー様とともにプロダクト製作に取り組めたことはとても有意義な時間となりました。

(有)ヒカルマシナリーの皆様にはこのようなご機会を頂戴いたしまして誠にありがとうございました。心より感謝致します。ものづくりの可能性を広げ、ものづくりを楽しもうと挑戦をする日本の各地の町工場さんや職人さんとの出会いをこれからも楽しみにしたいと思います。

■(有)ヒカルマシナリー
https://hikaru-machinery.jp/

■Twitter page
https://twitter.com/HaruhikoSakurai/status/1572056533432930305

櫻井 春彦