こちらは2つ目の自作のアート作品(抽象アート)です。フレームの中に用いた材料は、主にダイカスト金型設計・製造を営んでおられる有限会社大髙製作所(神奈川県横浜市)さんで金型を製作する時に排出される金属の削りかすの「切粉」です。「切粉」は一般的には製品として使われることはなく金属ごみとして廃棄処分されるものです。

私は、この青や紫などの色がついている「切粉」がとてもキレイで美しいと感じました。この「切粉」の表面色は金型を製作する過程で熱の影響によって自然に着色し、温度によってその色は異なります。

「偶然できる色」「偶然できる数」「偶然できる形」そしてその他を含め「偶然の集積」が自身を魅了しました。

にはこれが「廃材」とは思えず、この「切粉」を見ていて、「この世」を俯瞰してみている気持ちになりました。
いつか個展を開く際、皆様にお見せできることを楽しみにしております。

作品名   |『幕間劇』
サイズ   |W525×H525×D50㎜
考案・製作 |櫻井 春彦 
材料提供  |有限会社大高製作所 大髙 晃洋様

■有限会社大高製作所
https://www.otaka-ss.jp/

■Twitter page
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